昔懐かしのSL
SL人吉は熊本−人吉間の87.5km間を走るSLです。このSL人吉は引退を繰り返しながらも、幾度も復活した蒸気機関車で、これを愛する声は非常に多いようです。1988年に矢岳駅前のSL展示館に静態保存されていた8620形蒸気機関車(58654)を、SLあそBOYとして再び走り始めました。年に数日のみ。あそBOYというの車両を共有する形で、SL人吉は運行していましたが、2005年に運行中に車両故障をおこして、同年、8月には運行を終了しました。その後、この機関車を修復し、肥薩線開業100周年の2009年には熊本駅から人吉駅まで運行を開始し、リニューアルした客車による蒸気機関車牽引の列車、SL人吉号の運行が始まりました。あそBOYは2011年に特急電車あそぼーいとして、姿を全く違うものに変えましたが、SL人吉はまだ昔の面影をとどめています。
客車は大幅リニューアルによって、非常に明るくレトロモダンな雰囲気で満たされています。1号車、3号車の展望ラウンジは心地よいベンチシートになっており、ゆっくりと流れる景色や蒸気機関車の煙を楽しむことができます。軽い食事や飲みのもが取れるビュッフェもあり、また3号車にあるSL文庫ではゆったりと読書をすることもできます。また、SL人吉で見逃してならないのが人吉駅の裏手にあるターンテーブル。午後2時ごろには、ターンテーブルを使って方向転換をする蒸気機関車を見ることができます。